週末デザートは、旬のリンゴをたっぷり使ったフランス菓子「タルトタタン」。
リンゴをバターとお砂糖でことこと火にかけて、バニラを効かせた冬ならではのスィーツです!
【タルトタタン物語】
19世紀後半、パリ南方のソローニュ地方にあるラモット・ブーヴロン(Lamotte-Beuvron)に、タタンという名の姉妹が小さなホテルを経営していました。ある時、りんごのタルトを作っていて、焼く時にうっかり間違えてタルト生地を入れ忘れてしまいました。型の中にりんご、砂糖、バターだけを入れて焼いてしまい、仕方なく、途中で上から生地をかぶせてみたら、意外にも、底にたまったお砂糖がキャラメル状になってりんごに染み込んで、なんとも香ばしいすてきな味になっていたのです。
それ以来、このお菓子は、最初からそのようにして焼くようになり、タタン姉妹のタルトということで、タルト・タタンと呼ばれるようになりました。
このタルトは、その後各地に伝わり、今ではフランスじゅうのケーキ屋さん、レストラン、家庭で頻繁に作られるようになり、伝統的なフランス菓子としての地位を確立しています。日本でも、すでにおなじみのお菓子になっています。
そして、寒い時期に食べたくなるフルーツケーキ。
ラム酒に漬け込んだ熟成レーズンをたっぷり入れて焼き上げました。
色々なレシピがありますが、こちらのフルーツケーキは、バター少なめ&メレンゲ入りでさっくりした仕上がりに。
週末の朝は、美味しいコーヒーを入れてのんびりと♪